ホーフブルク王宮には、銀器コレクション、シシィ・ミュージアム、皇帝の部屋とあります。
ちなみに、「シシィ」とはだれでしょう?
「シシィ」というのはオーストリア=ハンガリー帝国の皇帝・フランツ=ヨーゼフ一世の皇后、エリーザベトの愛称です。その美しさで有名で、自分でも美しさを意識していたらしく、その美しさを保つための努力も欠かさなかったようです。プリンセス・シシィ、若き皇后・シシィ、ある皇后の運命の歳月、といった映画にもなっています。ですがシシィ自体は15歳で皇帝に見初められてからずっと縛られる事に不満があり、暗殺されるまでの間オーストリア自体にいることが嫌になり、ヨーロッパ各地を視察・療養の名目で離れることが多かったらしいです。 反面、フランツ=ヨーゼフ一世はとても勤勉な人で、エリーザベトをとても愛していたらしいです。何となく私の印象だと皇帝とか女帝とか言われる人はみな独裁者的なイメージがあるのですが、この皇帝は朝4時くらいに起きてお祈りから入り、長時間執務をこなしていたらしいです。
後、印象的だったのはマリー・アントワネットの幼いころの絵があったことです。これも知らなかったのですが、マリー・アントワネットもフランツ=ヨーゼフと同様、ハプスブルク家の血をひいていて、ウィーンで誕生したらしいです。昔からヨーロッパを観光できていればもっと世界史に詳しくなれたかも。。とか思ったりもしました(笑)。
さて、本当はいろんな写真を載せたかったのですが、残念ながらシシィ・ミュージアムと皇帝の部屋については写真撮影が禁止でした。銀器コレクションだけは撮影できたので、それを載せてみます。
タイトルには銀器コレクションとありますが、銀器だけでなく、ガラス器、陶器、純金の食器など様々な食器類が展示されていました。 ただ、銀器はやはり戦争の度に足らなくなっては溶かされ、銀貨にされたり新しく食器として作り直されたりしたせいで昔の銀器はかなり少なくなっているらしいです。 さて、うんちくはこれくらいにして撮影した写真を載せてみます。
ガラス器
絵付きの陶器とか
凝った装飾付きの陶器とか
金メッキでキンキラキンの銀器たち
まだまだ沢山あるのですが、これくらいにしておきます。
後は絵付きの食器たち。かなり昔のものなのに驚くべき保存状態。
これはマリア・テレジアが持ち歩いていたという食器たち。純金のものも多いらしいです。欲しい(笑)
ホーフブルク王宮を回り終わった後は、夕食へ。
1618年~というとても歴史のある人気店に入りました。
この日もとても寒かったので、暖かいオニオンスープがとても美味しかったです。
いつも通り、ビールも。
店の壁
そして料理
食後のコーヒー
と、とても美味しく頂きました。食事のあとは夜のウィーンの街を観光後、あらかじめ予約していた教会でのニューイヤーコンサートに行ったのですが、それについてはまた明日。
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